目次
私の足の痛みの症状って。。。もしかしてモートン病かも⁉
【モートン病】の主症状としてこのような患者様の訴えがあります
✅歩いたり走ったりすると足指の付け根にピリピリとしたシビレ、ズキっとした痛みもある
✅立っているだけでも足指の付け根にトゲが刺さっているような痛みや小さな石ころを踏んでいるような違和感がある
✅なんともない他の足指と比べて、症状がある足指を触っても、触られている感覚がなく変な感じがする
✅足指の付け根が何ともいえないようなヒリヒリと焼け付くような感覚がある
✅歩いたり走ったりすれば痛みやしびれがあるけど、休めば徐々に症状は良くなる
上記の項目で1つでも当てはまるあなたはモートン病の可能性があります
【モートン病】とは?
モートン病は、ハンマートゥ、マレットトゥ(槌指)など足趾の変形がある方、前かがみの中腰の仕事が多い方、ハイヒールを履く時間の長い方に多い症状です。
そのような生活が続くと足に負担がかかり、足指の付け根の間にある硬い靭帯と歩く時に当たる地面により神経が圧迫され、その部分がコブ状に腫れる事により発症する神経障害の事をいいます。
そして歩くたびにその部分を刺激してしまい、感覚麻痺やピリピリしたり灼けつくような痛みを伴う事が特徴です。
※起こりやすい場所
第3趾と第4趾の間が特に発症しやすく、次に第2趾と第3趾の間そして当院では少ないですが、第4趾と第5趾の間でも発症します。
一般的に第3趾と第4趾の間で症状が出やすい理由は、この趾神経が内側足底神経と外側足底神経の分枝が合わさって構成されているため、他の趾神経と比べると可動域が少なく負担がかかりやすいのです。
【モートン病】で当院に来院される方の特徴
1、圧倒的に女性が多いです。もちろん男性も発症します。
2、偏平足で内股歩きの方
3、 ぺったんこな靴、ハイヒールをよく履いている方
4、足の裏によく胼胝やウオノメが出来る方
5、靴を買い替えず、ヨレヨレにくたびれた同じ靴をずっと履き続ける方
6、日常生活で前かがみが多い方
【モートン病】になりやすい原因とは?
その1 靴の問題
女性が履くハイヒールのように重心が前足部に乗る靴、つま先が細い靴、反対に幅広で足に合わないサイズの大きい靴を日常的に長時間履き続ける事が原因になります。
また子供達に多いですが、まだ履けるからという理由から兄弟や友人からもらったお下がり靴なども原因になります。
なぜ、お下がりの靴が足に悪いのか?
お下がりがなぜ原因になるかというと、足の形、歩くクセは人によって違い、使用期間が短かったとしても必ず以前の持ち主の歩くクセ、靴裏のすり減りがあり、その靴を履いてしまうと本来の自分自身の歩行と靴が合わないため、足にかなりの負担になるからです。
その2 足にトラブルがある
靴の問題と大きく関わる問題でもありますが、足自体にトラブルを抱えている事です。それは足のアライメント異常で「オーバープロネーション(過剰回内)」です。
このような足の方はカカト周囲の関節の可動域が動き過ぎるため、そのまま放っておくとつま先側の部分が広がってしまい(開帳足と言います)足を地面についた際に、横アーチが無いため、足趾の付け根に負担がかかってしまうのです。
また開帳足の足でつま先の狭い靴を履いてしまう事でさらに足の前足部が反りかえってしまうため、さらに指と指の間にある神経に負荷が掛かり続けます。
オーバープロネーション(過剰回内)の足での運動時の負担については、歩行、走行の蹴り出しの時に第3趾と第4趾の間周囲に負担が集中してしまい、モートン病の症状を悪化させる原因になります。
このような足の特徴としてモートン病が発症していなくても、同じ場所に胼胝、ウオノメがあったり、偏平足、外反母趾や浮き指という足趾の変形がある事です。
その3 生活習慣
生活習慣も実はモートン病の原因になります。
その1 普段、運動を全くしない方が急激に運動をする事で、運動慣れしていない足に急に負担がかかりモートン病になる事が結構多いです。
その2 普段の姿勢です。特にデスクワークが多い方ですが、仕事中などで猫背になっている方が急に健康のために運動したり、学生であれば、運動をしない子が体育で持久走が始まった頃に発症するパターンが多いです。
体が歪んだまま運動をすると、その歪んだ体を足が支えなければならないので、必然的に足の負担が増えるのです。
今すぐ出来る【モートン病】の予防方法
その1 適切な靴を履きましょう
モートン病の方に合う靴選びと正しい靴の履き方は?
1、横幅が広過ぎず、狭過ぎずの靴を選ぶ。そして出来れば紐の靴を購入してください。
横幅の広い靴が良いという先生もいらっしゃいますが、実は反対です。
横アーチが減少して症状が悪化しているのですから幅の広い靴はかえって痛みを誘発するとと共に、、モートン病をさらに悪化させます。
だからと言って狭過ぎもいけません。適度な心地よい圧迫感のある靴を選んで下さい。
2、靴の紐を毎回締め直しましょう。
紐を緩めにして靴を履きなさいという先生がいますが、全く違います。
もちろん締め過ぎはいけませんが緩いのは歩行時に靴の中で足を不安定にさせ、モートン病を悪化させます。
ほとんど方が靴紐を締め直す事はほとんどなく靴を脱ぎ履きしています。
靴紐を締め直すほど体は健康になれると私は認識しています。
実際に患者様にもそう指導させて頂いおります。ぜひ、やってみて下さいね。
3、ヒールの高い靴は控えましょう。
出来れば3,4㎝以内のヒールにして下さい。
ただ必ずしもヒールが良くないという訳ではありません。
ヒールを履いていても正しい足の使い方であれば、痛みは出ません。
実際にヒールを履いていてもモートン病や外反母趾にもなっていない方はたくさんいらっしゃいます。
当院ではハイヒールを履きながらでもモートン病を改善する事が出来ます。その方法を知りたい方はお問い合わせ下さいね。
その2 体の歪みを整えましょう
特にお仕事や普段の姿勢がデスクワークで座りっぱなしや、立ちっぱなしが多い方は自宅に帰ってからのセルフケアを行って下さい。
体が正常でも歪んだままでも足は地面に適応させながら体にバランスをとっています。
ほとんどの場合その事に気づいている方はいません。
結果的に足に負担がかかり、モートン病など症状として現れるのです。
【モートン病】の一般的な整形外科などで行う全く意味のない治療
その1 医療用足底板というただのアーチサポート
当院にも足のトラブルで来院される方がたくさんおられますが、以前に整形外科に通院されていた方がほとんどです。
治療の中で足底板を処方してもらったという方は多いですが、ほとんどの整形外科で処方してもらったという足底板がただのアーチサポートであり足を機能的に改善出来ないという事実があります。偏平足だからという理由で土踏まずを無理くり上げてあるものばかりです。
アーチ(土踏まず)は何かで無理くり形成するものではなく、自分自身が動きの中で形成するものです。
だから一般的に整形外科などで処方している足底板は効果がないのです。
本当に良い医療用の足底板を体験したい方は当院にお問い合わせ下さい。
その2 ハイヒールを履かないなど靴の制限
整形外科の先生に 「ハイヒールやつま先が狭い靴を履かないでください」と言われた方は多いのではないでしょうか。
でも本当に靴だけが原因でしょうか?
ハイヒールを履いている方でもモートン病ではない方はたくさんいらっしゃいます。
つまりモートン病は靴だけが原因ではないという事です。
モートン病を根本的に改善するためには靴だけが原因と決めつけるのではなく、その患者様の体のバランスや足の形状、動きなどもしっかり診る必要がございます。
その3、痛み止めの注射や手術
注射で痛みがおさまったとしても、負担がかかり続ければ痛みはまた出ます。
痛みを感じていない間も症状はどんどん悪化しています。
しっかり痛みと向き合いながら、モートン病の原因を見つけ根本的に改善しましょう。
また手術ですが症状が重度になりもうどうしようもない場合は手術という選択肢も当然必要です。
でも残念ながら手術も原因を取り除く訳ではないのでその場しのぎの対処療法に過ぎません。
そして足裏は体重を常に支えるため、丈夫な構造で体のバランスを取るために感覚器が密集しています。
その大切な部分を手術によって開くという事は多少の事でも足裏の弱化や感覚の低下につながります。
だから痛み止めの注射や手術はなるべく控えましょう。
【モートン病】の効果的な治療方法
その1 足をしっかり機能的に改善する事の出来るオーダーメイドの医療用足底板
最近はスポーツ用品店では色々なメーカーが足底板(インソール)を出していて足底板にもたくさんの種類があります。
しかしほとんどの足底板がただのアーチサポートになってしまっている事がほとんどです。
具体的にどういう物かというと土踏まずの部分が異様に膨らんでいる中敷きです。
また残念な事に整形外科で処方してもらったという医療用足底板もほとんどがアーチサポートが多いです。
海外と比べ、日本には足病医というライセンスがなく足に詳しい専門医がほとんどいません。
アメリカには日本の歯医者さんぐらいの数の足専門のクリニックが存在しています。
実際に当院にも「足のトラブルでずっと病院に通っていたけど全く症状が改善しなかったから来ました」と言う方がたくさんいらっしゃいます。
そのため海外の医療用足底板と比べてしまうと日本の医療用足底板は物足りないという事が現状です。
日本の一般的に整形外科で処方している足底板と足病医学の先進国の足底板の大きな違いとは?
1、足底板の作製方法
ほとんどの場合、患者様に型に足で踏んでもらい足形を作ったり、台の上にのって何処に一番体重が乗っているのか確認して作製している足底板がほとんどではないでしょうか。
本当にその足底板はその人の足を機能的に改善出来るのでしょうか?
私はとても疑問です。
よく考えてみてください、言い方は悪いですが既にトラブルのある足で踏んでもらい足形とったり、台の上に乗ってデータを出したところで、その足はトラブルがあるのですから、足を着いた時点でもう遅いという事です。
本来であれば足を着く前にその人の足が一番ベストな足の状態でデータをとり足底板を作製するのが自然です。
当院で処方するすべてのオーダーメイドインソール、オーダーメイドの医療用足底板は必ず、すべて足を宙に浮かせた状態でその人にとって一番ベストなコンディションの足でデータをとり作製した足底板を処方しています。
2、素材
とても柔らかい足底板が多いです。
恐らくクッション性も重視して作製されたと思いますが、人間の足はそもそも高性能のクッションが備わっています。
症状によってはやや柔らかい足底板を処方する事もありますが、基本的に足底板は硬くて丈夫なものでなければなりません。
柔らかい足底板は足の不安定につながり、クッション機能である踵の脂肪組織のズレにつながるため、かえって足のクッション性を失う事が多いです。
実際、当院に来院する踵にトラブルを訴える患者様の靴や足底板をみると柔らかいものが多く、靴を硬くてしっかりフィットしたものに変えるだけでも症状が改善する方は少なくありません。
また足の力は手の力の4,5倍はあり、手で簡単に曲げたり、潰したり出来るような柔らかい足底板では足をしっかりコントロールして安定させる事は難しいです。
以前、どこかで足底板を作製してもらい全く効果がないという事で当院で足底板を作りたいという方も多いですが、当院の足底板の硬さを実感して驚かれる方がほとんどです。
でも足底板の上に足を乗せるととても柔らかく気持ちが良いと言われます。それは足底板が本来、その人に備わったクッション性を引き出すからなのです。
3、足の考え方
今まで見てきた足底板のほとんどがアーチサポートです。つまり土踏まずを上に上げる事を意識した足底板ばかりです。
扁平足の方なら分かりますが下に落ち込んだ土踏まずでそのような足底板を使用すると、落ち込んだ土踏まずと足底板のでっぱりが当たってしまい、ずっと履いていると土踏まずがかなり疲れてきたり筋肉痛のような痛みを誘発します。
人によっては土踏まずの皮膚に水膨れが出来たり、剥がれたりして痛くて歩けないという方もいらっしゃいます。
そもそも土踏まずは自然の歩行で出来るもので無理くり上げて出来るものではないのです。
足は状況に応じて強い足になったり弱い足になったりして、体のバランスを整えながらしっかり地面を踏ん張り、地球のパワーを全身に伝え健康的に体を機能させています。足また土踏まずが無いから悪いという事でもありません。
土踏まずが無くてもその人にとって足が健康的に機能していればそれで良いのです。
本当に良い足底板の簡単に見分ける特徴はアーチ部分(土踏まず)が不自然に盛り上がっていない、かかと部分はしっかりしていて柔らかくないものです。是非参考にして下さい。
その2 モートン病になりやすくなっている体の歪みをしっかり改善する
足底板を取り扱っているほとんどの院がモートン病の痛みがある患者様に対して、とりあえず足底板を勧めます。
もちろん足底板が効果的な場合はそれでも改善する事はありますが、当院にはそれでも改善しない方もたくさん来院されます。
なぜ改善しないかというと、そもそも患者様の生活習慣がモートン病になりやすい体の歪みの原因になっている場合があります。
その場合は足だけでなく間違った体の使い方や生活習慣を改善しなければなりません。
またそのような生活をして染み付いた体の悪いクセ(歪み)を改善する必要もあるのです。
当院では必要に応じて、足だけでなく体全体から根本的に足のトラブルを改善していきます。
院長紹介
つながりの杜整体院 院長 奥田哲久
はじめまして、足のトラブル医学研究所、足の専門家の奥田哲久と申します。私が足の専門家と呼ばれるようになった理由をお話しします。
私自身、足にトラブルを抱えており、学生の頃からたくさんのケガをしました。
その頃は何も知識はありませんでしたし、病院に行ってもただの捻挫や疲労が原因と診断され納得できる治療を受ける事ができませんでした。
学生時代、ケガが多かった事もあり、部活の顧問に勧められて治療家の道に足を踏み入れる事になりました。
はじめて実習生として働き始めた接骨院が足の治療にとてもこだわりがありました。
実際、私も治療を受け、治らないと診断された症状がみるみる改善したり、ご来院される患者様が次々と症状が良くなっていく様子を目の当たりにして、足の重要性にとても興味を持った事が始まりです。それ以来、足に関してたくさん勉強し技術を磨きました。仕事の帰りや休みの日には毎日のように街で立っている人や歩いている方々の様子を研究したりして、歩行者の歩き方に違和感を感じると、直ぐ様その人に声をかけ「どこかお体に調子が悪い所をありませんか?」と聴き続けデータを記録していました。気づいた時には足の事で分からない事がないぐらい詳しくなり、どこに行っても治らないと診断された足のトラブルでも解決できるようになりました。
その後、さらに研究を重ね、当院独自の足のトラブルに特化した治療方法を完成させる事ができました。痛みには必ず原因があります。その原因を確実に改善する事ができれば、あなたは以前のような痛みに振り回されない生活を取り戻す事ができます。もしあなたが足のトラブルで何かお悩みがありましたらお早めにご相談下さい。当院で私と一緒に原因を見つけて、どうしたら症状が改善するのか、あなたにとって1番最適な方法を考えましょう。ご来院をお待ちしております。