【成長痛の治し方】
代表的なものは膝下が痛くなるオスグッド・シュラッター病です。
最近は歩けないほどオスグッドの痛みで悩んでいる子はとても少なくなりましたね!
これも時代の背景だと感じます。
良い時代ですね!
昔のように努力、我慢の時代から現代は自分らしく生きる事が重要になり、それが当たり前の今の子供達ですからね(^^)
よく、「子供をのびのび育てる」と言います。
ここに実はヒントがあるのです。
のびのびとは、押さえつけられる事なく、ゆったりと、落ち着きのある、などという意味です。
つまりのびのび育っていれば良いのですが、何らかの理由で、のびのび出来ていないと、せっかくのびのび育っている体を伸びないように邪魔するんですね!
伸びたい肉体と恐怖と不安で縮こまった心が喧嘩するのです。
通常のオスグッド病の治療といえば、足のマッサージ、ストレッチ、電気療法などですが、なかなか治らないです。
本当の治し方は膝のオスグッド病で言えば、膝関節を心地よく伸展してあげれば勝手に痛みが治ります。
全ての成長痛は治る準備が出来ていればこれで良くなっていきます。
では治る準備のお話をしますね。
人も動物も危険を感じると急所を隠します。
子供を叩こうとすると頭を隠して体を丸めますよね笑
この動きは誰も教えたわけでもなく太古の記憶で、備わっている体の防御反応なので、生き物みんな出来ます。
解剖学的にいうと頭、顔、正中線、五臓六腑や大動脈、頚動脈、腋窩動脈、橈骨動脈、大腿動脈、膝窩動脈、足背動脈などの損傷を受けたら致命傷になる部位を全て守る体勢です。
この中でも膝窩動脈とは、膝の裏にある動脈です。
何らかのストレスを感じていると無意識に膝を屈曲して自分を守ろうとするのです。
本当は伸ばせば良いのにこれでは、膝の痛みがなかなか治りません。
でも残念ながら子供自身ではこの動きを止められないのです。
もっと具体的には、親自身の価値観を子供に押し付けてしまい、親が決めたレールに乗せられ、子供の意思と全く違った人生を辿ってしまう事です。
問題は、親自身が子供の意思とは関係なく子供の人生にとってベストな環境を用意して子供のためにやっていると思い込んでしまっているので、子供にストレスがかかっている事に気づいていません。
子供もその環境が以前は嫌だったけど、だんだん慣れてしまい、ストレスと気づかなくなってしまう事です。
この原因の背景は、親自身が子供の頃、学校の同級生や自分の親に対して、「1番になって同級生や親に認められたかった」「あいつらを見返したい」「もっとこうして欲しかった」「こういう習い事やスポーツをやりたかった」「もっと勉強しておけば良かった」という自分の未解消の感情を自分の子供を使って実現して欲しいという欲求があるのです。
こういう場合はついつい子供の習い事の結果や勉強の出来が悪いと、親はイライラしてしまいさらに子供を追い込んでしまいます。
自分の人生のやりがいや楽しさを見いだせず、この状態が続くと成長痛ではなく、社会に出てから、どこかのタイミングで爆発したり挫折する原因になる事がけっこうあります。
これだけ成長痛が減った現代でも、このような状況にいる子供達の中では成長痛で悩むことがとても多いです。
もしかしたらこういう話をするとイライラする方もいるかも知れません。
それはそのお父さんお母さんにとって気づきです。
少しでも社会貢献できるように私の臨床経験上で情報をお伝えしていきますね!
何となくはっと気づいたお父さんお母さんは、まず自分自身の心と体に意識を向けてみてください。
ではまた