肩こりも五十肩も四十肩も肩の症状はぜんぶ一緒です。
ただの腰痛もギックリ腰もヘルニアも脊柱管狭窄症もぜんぶ一緒です。
膝でいうなら、変形性膝関節症もこどもの膝の痛みもぜんぶ一緒です。
首でも股関節でも足の症状(外反母趾、胼胝、魚の目)でもそうです。
つまり首肩も肘、腰、膝など痛みのすべてが同じ出来事なのです。
首の痛みと腰の痛みを分類したり、レントゲンなど画像の状態や、症状よって傷病名つけ複雑にしているのは、学者のエゴです。
このエゴによって、間違った行き過ぎた情報を鵜呑みにしてしまい、私達は振り回されて、複雑に考えてしまい、簡単に治る事でも、慢性化させ、重症化し、最悪の場合は手術までしなといけない状態になるのです。
だから痛み止め、炎症止めの注射をしても薬を飲んでも、リハビリに通っても何をしても治らないという事態が起きてしまうのです。
もし、そのような処置をして治ったとしたら、私達の生活が一時的に偶然治る環境に変化しただけであって気のせいなんです。
私達の体と心は、そんな事はどうでもよく、ただ痛いから辛いからもうやめてくれと「不快感」として私達に訴えて続けているだけなのです。
そして
「治る」の反対は「治らない」
ではなく、
習慣を変えないって事です。
今の症状の原因は、今までの習慣によって蓄積して起きた結果です。
これからお話する事が一番すごーく大切な事なんですが、受け入れる事が難しく、でもとてもとても重要なんです(笑)
痛み、シビレなどの様々な不快感はそれを気づかせようとする体の大切な機能なんです。
だから習慣を変える事で、症状は簡単に治ります。
でも、人間はとても厄介で、とても頭がいいので、今までの経験からしか今の状況を判断する事が出来ません。
今まで聞いた事のない事を処理する事は、とてもストレスがかかるので、正しい事だとしても脳がブロックをしてしまうため、分かっているけどなかなか習慣は変えれないのです。
習慣とは、潜在意識で、良いも悪いも関係無しに、今までの人生の経験で作り上げてしまったものです。
だから最初は意識的に習慣を変えないといけません。
当院では、皆様にとって正しい習慣を施術を通して経験して頂き、お伝えしています。
その正しい習慣を繰り返し繰り返しやる事で自分自身の習慣になっていきます。
人それぞれ人生で経験して来た事が違うので習慣化するまでの期間も人によって違います。
本来備わっている体と心の感覚を頼りに生活していれば、本当は体が壊れる事はありません。
体と心の感覚は生まれた時から持っている大昔の御先祖様から代々受け継いだ「知恵」です。
でもなぜ、この感覚が分からなくなってしまうのでしょうか?
昔の事を思い出してみて下さい。
きっとこんな経験ありませんでしたか?
本当は嫌な事でも、学校の先生や部活の監督、親から強要され、最初は嫌々やっていたけど、段々と慣れてしまい当たり前になってしまう。
これは考え方や感情のコントロール、あるいは体の使い方など人間の全ての機能に当てはまります。
例を挙げるなら
・風邪をひいて食欲がないのに、栄養つけないといけないからもっと食べない
・姿勢が悪いからちゃんとしなさい
・そんな事は無理だ、お前なんかに出来るわけがない
などなどたくさんありますが、一つぐらいは言われた事があると思います。
このような経験の積み重ねにより、体は悲鳴をあげていても、体の感覚を無視してしまい、間違った体の使い方で仕事やポーツをやり過ぎてしまったり、何もケアしないままにしたり、自分の気持ちを押し殺している事が辛くても、徐々に正しい事、良い事、当たり前のことなんだと潜在意識に落とし込んでしまいます。
厄介な事に体も心も痛みを感じるのは嫌なので、この感覚が麻痺してしまう事も、体に備わっている機能の一つなんです。
これが体を壊す真の原因です。
だから
体を治すとは、痛みを取ることではなく、むしろ痛みという「不快感」、そして心地良さという「快感」の感覚を元の状態に戻すという事です。
その感覚「体の知恵」が正常に機能する事で大きなケガをしたり、病気になったりなどを未然に防ぐために「痛みや不快感」によって教えてくれるのです。
そして体と心は心地良さ「快感」を味わう事で健康になっていくのです。
だったら「快感」だけ味わえばいいって思うと思います。
「不快感」が分かるから「快感」が分かるのです。
だから痛みって本当は有り難いです(^^)
それと同時に私達が痛みから逃れられない理由も理解できたはずです。
それは痛みによってこれ以上、体が壊れないように守られているから何ですねぇ〜