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操体法について

当院で行っている施術方法「操体法」について解説いたします。

操体法って何?

操体法とは気持ち良く動いたり、心地良さを味わうことで身体が治るという自然の法則に基づいた療法です。

仙台で橋本敬三先生という医師がいらっしゃいます。
西洋医学ではなかなか症状が改善せず、困り果てていた時、その治らない患者さん達が民間療法で良くなっている事を知りました。

そこで何か理由があると思い、医師でありながら様々な東洋医学の施術を行っている治療家を訪ね、たくさん学び、研究を重ねます。
それをまとめ上げた施術法が操体法であり、健康法です。

操体とは生き方の“道しるべ”

操体とは、故橋本敬三先生が名付けてまとめた、「快適に満足して十分に生きてゆく」ための道しるべです。

「快適に満足して十分に生きてゆく」とは言っても、「どこにも不具合のない完璧な心身、100点」を追求するものではありません。
60点でマ(間)にあえばいいのです。

「完璧」を目指してしまうと、不安感や恐怖感が心の中に生み出され、それを解消しようとして頑張りすぎて欲張り威張り、しまいには生きていくための最も大切な「感覚」を鈍くしてしまう事になります。
人は、ある許容範囲のバランスの中にいれば、なんとなく快適に生きていけるようになっています。
「60点で、まずまず、マ(間)にあっていれば、充分」という気楽な考え方が操体のポイントです。

橋本先生は、お医者さんでしたので、からだとこころの本当の治し方が知りたくて様々な治療法や予防法などを実際にためしていたそうです。
そして、最終的に分かったことは、「気持ちいいことをすればいい」という原始感覚が指標となるシンプルなことでした。

操体は、いつでも、誰でも、どこでもできます。また一人でも、二人とでもできます。
家族の方、気の合うお友達同士で色々ためしてみてください。
いろいろな可能性を秘めています。
「うそかホントかためしてみてください」
橋本先生の決まり文句だったそうです。

原始感覚の気持ちよさを味わうと身体は良くなる
操体法は本来、すべての人に備わった原始感覚を頼りに施術を行います。

例えば、背中がかゆくなったりするとします。
このとき、掻くという行為をしたくなる事が原始感覚です。
そして気持ちよく背中を掻く事が操体法なのです。

そして気持ちよく掻いた後、かゆいという欲求は治まり、背中はなんともなくなります。

人間と違って野生の動物は体に不調があっても病院には行きません。
この原始感覚に従って生活をし、自分で体を治す事を自然に行っているからです。
本来、人間にもこの感覚は備わっています。

ところが、世の中はどんどん便利になり、人間は自然とは、かけ離れた生活を送るようになった事や現代人は様々なストレスを抱えながら、仕事など日常生活で頑張り過ぎるため、心も体も歪んでしまい、この感覚が鈍くなってしまっている事が事実です。

その結果、身体に何となく動き辛さや歪みがあっても、それに気づく事が出来ず、そのまま放っておくので、痛みやシビレなどの症状が現れ、病気になるのです。
操体法の目的は治す事ではなく、この原始感覚を目覚めさせ、皆様が健康に生活出来るようにサポートする事なのです。

施術中は、患者様の原始感覚レベルに合わせて、お身体の声を聴きながら施術を進めていきます。

症状が深刻な方は特に、この原始感覚が鈍くなっていますのが、施術を重ねる事で感覚が研ぎ澄まされ、自宅でも患者様自身でセルフケアが出来るようになります。

当院はその場しのぎの痛みをとる事が目的ではなく、今後その症状が再発しない身体に整えて頂き、来院された方が病院や治療院などに依存せず、自分自身で身体を治せるようになって頂きたいのです。
そして、あなたには豊かな心と痛みに振り回される事のない生活を取り戻して頂きたいと思っております。

あなたはもっと楽に、心地よく毎日を楽しんでいいのです。

操体の自己責任「息・食・動・想」と環という考え方

生きてゆくために自分の責任でなければならないものが4つあります
1.息(呼吸) 2.食(飲食) 3.動(運動) 4.想(想い)です。

この4つに環(環境)を合わせた5つは同時相関相補連動性といい常に5つが関わり合い補い合っていて、 どれか1つが崩れると他もバランスが崩れ、逆にどれか1つのバランスが良くなれば、他も一緒にバランスが良くなってきます。

例えば、体調が悪いと気分も落ち込み、食べ過ぎたり食事が乱れると体の動きが悪くなったりと体験した事のある方は多いのではないでしょうか。
反対に欲張らず、威張らず、この関係性をバランスよく保てば、何となく健康で心地よく過ごせるという事なのです。

体が悪くなる順序: 身体の不快感⇒歪み⇒痛み⇒機能異常⇒病名診断

体が良くなる順序:身体の快感(気持ち良さ)⇒歪み消失⇒痛み消失⇒機能異常消失⇒病名消失(治らないものもあります)

身体のバランスは100点ではなく60点が目標です。
(欲張らず、威張らず、間に合えばいいのです。)

自己責任「息・食・動・想」と環とは?

息(呼吸)

呼吸は日常生活の負担、職場での人間関係からのストレス、これからどうしたら良いのかという将来の不安などから呼吸が浅くなる事があります。
そしてその浅い呼吸を放っておくと、多いのが頭痛、自律神経失調症さらには血行が悪くなり免疫力低下のため、病気になりやすい身体になったり、コリや身体の歪み、痛みの原因になります。

ではどうしたら良いか?

最初は意識しないと出来ませんが、胸式呼吸から腹式呼吸にしてゆっくり深呼吸してみてください。
そうすると副交感神経が優位になり身体がリラックスします。
そして脳に酸素がたくさん行きわたって、頭がスッキリします。
また呼吸の浅い方の特徴として横隔膜が非常に硬いです。
数をこなさないといけないですが腹式呼吸をすると横隔膜が良く動き、柔らかくなります。
そしてだんだん呼吸を深く出来るようになります。

食(飲食)

歯の種類と数に合わせたバランスで考えると、前歯8本は野菜用、犬歯4本は肉類用、臼歯16本は穀物用となり、穀類4、野菜2、肉類1、の割合で、旬のものを良く噛んで腹八分目に後味よく食べます。

美味しいものを食べると最初は美味しいと感じますが食べ過ぎると、だんだん美味しくなくなったり気持ち悪くなったりします。これは身体がもうこれ以上食べると身体に負担ですよというサインです。
また良く噛むことで、たくさん分泌した唾液によって身体の害になるものも分解され、肝臓や胃腸の負担が減るみたいです。
コツは口の中で、ものが溶けて無くなるという概念で食べる事です。
噛む時、前後左右の歯をバランスよく使い、しっかり噛むことで身体の歪みの改善にもつながります。

動(動作)

重心安定と移動の法則
手で物を持ったり引っ張ったりするときは、手の小指側に力点をおいて動作します。
足は親指側に力点をおきます。
人の動きは簡単に言うと前後に曲げる、左右に曲げる、捻る、伸びる、縮めるだけです。
立って身体を前後に曲げるとき、前屈のときはお尻を後ろに引き、後屈のときは腰を前に出します。
身体を横に倒すときは倒す反対の足に体重をかけます、身体を捻じるときは、捻じる側の足に体重をかけます。

想(想い)

心身健全な身体には健全な心が必要です。逆もまた然りです。
橋本敬三先生は、「この世は極楽だ~」といつも言われていたそうです。
生きていると、美味しかったり、楽しかったり、幸せを感じたり、有難いことだったりとたくさんの楽しみを味わうことが出来ます。

同じように、身体の痛みなどの症状でつらくて落ち込む事もあります。
でもその痛みのおかげで、助かっていることに気づくことが出来れば、また味わい深い珍味です。
いいこともわるいこともしっかりと味わえばいいのです。それほど頑張らなくても欲張らなくても、威張らなくてもちゃんと間に合うようになっているのです。
それが極楽なのです。

環(環境)

自然環境、社会環境、家庭環境、などがあります。どうしても自分自身が変わっても避けれないことが世の中にはたくさんあります。
ときには快適な環境に移動することも必要です。
また、自分にとって快適な環境を創ることも大切です。
そして、いつもなんとなく気持ちのいい環境に身をおくことが大切です。

まとめ

当院では以上の操体法であなたの身体を最適な状態にするための施術を行います。